http://www.zoglo.net/blog/jinzhengxiong 블로그홈 | 로그인
人生山あり谷あり。
<< 9월 2024 >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     

방문자

나의카테고리 : 일본설화

2-43『弘法様(こうぼうさま)の衣(ころも)』
2011년 11월 13일 14시 32분  조회:2867  추천:0  작성자: 망향

2-43『弘法様(こうぼうさま)の衣(ころも)』

 

―山梨県―

 
 むかし、ある冬の日のこと、ある村に一人の旅のお坊さんが托鉢(たくはつ)に来たそうな。
 身(み)にまとっている衣(ころも)は、色が褪(さ)め、裾(すそ)は裂(さ)けて、それが寒風(さむかぜ)にはためいていたと。
 お坊さんは、一軒(いっけん)の大きな家の玄関口に立って、鐘(かね)を鳴らしてお経(きょう)を読みはじめた。
 家の主人が出てみると、まるでみすぼらしい坊さんだ。
 「ふん、乞食坊主(こじきぼうず)か、うちにはやるものは何もない。読経御無用(どきょうごむよう)、お通りなさい」
と、木(き)で鼻(はな)をくくるように言うて、ピシャンと戸を閉めてしまったと。
 お坊さんは、黙(だま)ってそこを立ち去ったと。
 次の日、
 同じ家の玄関口に、今度は錦襴(きんらん)の袈裟衣(けさごろも)を着た立派なお坊さんが立って、鐘を鳴らしてお経を読みはじめたと。
 家の主人が出てみると、今日は、どこの何様かと思うような立派なお坊さんが立っている。主人をはじめ、家中の人達がありがたがって、
 「どうぞ、うちへ上って下され」
 「どうぞ、もっとお経を読んで下され」
と、口々に言うて、手もみするのだと。
 袖を引かれるようにして座敷に上ったお坊さまの前に、皿へ山のように盛られた、ボタ餅(もち)が出されたと。家の主人が、
 「どうぞ、召(め)し上(あが)って下され」
と言うたら、お坊さんはボタ餅を手にとって、キラキラ光る錦襴の衣(ころも)へ、ベタベタとなすりつけたと。
 家の人達があっけにとられているうちに、お坊さんは、取ってはなすり、つかんではなすり、出されたボタ餅をみんな、立派な袈裟衣へなすりつけてしまったと。
 家の主人が、やっと気をとりなおし、
 「何をなさる、せっかくのボタ餅をもったいない。その上、その立派なお衣を汚(よご)してしまうのは、まっと惜(お)しいこんじゃないか」
と、目を三角(さんかく)にして言うたと。
 するとお坊さんは、 
 「昨日来たときは、何一つ寄進(きしん)されず邪見(じゃけん)に追い帰された。昨日のわしも、今日のわしも、わしはわし。違うているのは身にまとうている衣だけじゃ。してみると、お前達は、このボタ餅をわしにくれたわけではあるまい。わしの着ているこの衣にくれた事になる。だから、ボタ餅はみんな、衣に食わせてやったこれでよかろう」
 こう言うと、ひょうと立って、帰って行ったと。
 お坊さんは、諸国(しょこく)を巡(めぐ)って歩いていた弘法大師様であったと。
  それも それっきり。
 
 
 

[필수입력]  닉네임

[필수입력]  인증코드  왼쪽 박스안에 표시된 수자를 정확히 입력하세요.

Total : 166
번호 제목 날자 추천 조회
6 6『竜宮猫(りゅうぐうねこ)』 2011-11-10 0 2268
5 5『木仏長者(きぼとけちょうじゃ)』 2011-11-10 0 2390
4 4『田之久(たのきゅう)』 2011-11-10 0 2424
3 3『偽(にせ)の汽車(きしゃ)』 2011-11-10 0 2500
2 2『十伝(じゅうでん)どひと日見(ひみ)の狐(きつね)』 2011-11-10 0 2320
1 1-1『おりゅう柳』 2011-11-10 0 2230
‹처음  이전 4 5 6 7 8 9 다음  맨뒤›
조글로홈 | 미디어 | 포럼 | CEO비즈 | 쉼터 | 문학 | 사이버박물관 | 광고문의
[조글로•潮歌网]조선족네트워크교류협회•조선족사이버박물관• 深圳潮歌网信息技术有限公司
网站:www.zoglo.net 电子邮件:zoglo718@sohu.com 公众号: zoglo_net
[粤ICP备2023080415号]
Copyright C 2005-2023 All Rights Reserved.