http://www.zoglo.net/blog/jinzhengxiong 블로그홈 | 로그인
人生山あり谷あり。
<< 9월 2024 >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     

방문자

나의카테고리 : 일본설화

3-27『舌切り雀(したきりすずめ)』
2011년 11월 22일 12시 40분  조회:3536  추천:1  작성자: 망향

3-27『舌切り雀(したきりすずめ)』

 

―富山県―

 
 昔があったと。あるところに爺と婆があったと。
 ある日、爺は山へ柴刈りに行った。爺が弁当を木の枝につるしておいたら、雀が来て弁当を喰うて、そこへ寝てしもた。
 爺は雀をとらえて家に帰り、「おちょん」と名付けて、大した可愛がりようだ。
 そんなある日、爺は婆と雀を家にのこして山へ柴刈りに行ったと。婆は糊(のり)を煮ておったが、そのうち、雀に、
 「川へ洗濯をしに行くから、隣の猫になめられんように番をしとれ」
というて、出掛けたと。
 
 雀は腹がへっていたので、その糊をなめてしまった。
 やがて、婆が川から帰って来て見たら、糊がない。
 「おちょん、糊はどうした」
と聞くと、雀は、
 「隣の猫がなめた」
という。婆が隣の猫を見ると、口のまわりには糊がついておらず、雀の舌を見たら糊が着いておった。婆はおちょんの舌を切って放したと。 爺が山から戻ってきたら、おちょんがいない。婆に「おちょんはどうした」と聞いた。
 「糊を煮ておいたら、川へ行っとる間に喰うたので、腹ぁ立って、舌を切って放した」
というた。爺は舌を切られたおちょんが可哀そうで捜しに行ったと。
   おちょん雀はどっち行った
   舌切り雀はどっち行った
   やれ かわいや かわいやな
 そういいながら行くが行くが行くと、牛洗いがいたと。
 「牛洗いどん、牛洗いどん、ここを舌切り雀が行かなかったかや」
 「おお、行ったは行ったけんど、牛の洗い汁お父(とと)の御器(ごき)に十三杯、お嬶(かか)の御器に十三杯吸うたら教えてやる」
 爺は飲んだと。そしたら牛洗いが、
 「この下へ行くと、馬洗いがおるからそれへ聞け」
と教えてくれた。爺がまた、
   おちょん雀はどっち行った
   舌切り雀はどっち行った
   やれ かわいや かわいやな
 そういいながら行くが行くが行くと、馬洗いがいたと。
 「馬洗いどん、馬洗いどん。ここを舌切り雀が行かなかったかや」
 「おお、行ったは行ったけんど、馬の洗い汁お父の御器に十三杯、お嬶の御器に十三杯吸うたら教えてやる」
 爺は飲んだと。そしたら馬洗いが、
 「この下へ行くと菜洗い(なあらい)がおるから、それへ聞け」
と教えてくれた。爺がまた、
   おちょん雀はどっち行った
   舌切り雀はどっち行った
   やれ かわいや かわいやな
 そういいながら行くが行くが行くと、菜洗いがいたと。
 「菜洗いどん、菜洗いどん。ここを舌切り雀が行かなかったかや」
 「おお、行ったは行ったけんど、菜っぱの洗い汁お父の御器に十三杯、お嬶の御器に十三杯吸うたら教えてやる」
 爺は飲んだと。そしたら菜洗いが、
 「この下へ行くと広い竹薮(たけやぶ)があるから、そこへ行くと赤い前掛けをして、赤いたすきをかけて、米刈りしとる」
と教えてくれた。
   おちょん雀はどっち行った
   舌切り雀はどっち行った
   やれ かわいや かわいやな
 そういいながら行くが行くが行くと、広い竹薮があった。なお行くと家があった。戸を叩くと「爺か婆か」と聞かれた。「爺じゃ、爺じゃ」というたら、「爺なら早う入れ」という。
 爺が家の中へ入ると、おちょんがいた。
 「おお、お前ここにおったかい。うちの婆、お前の舌切ったで、爺あやまりに来たわい」
 「あやまりなんぞに来てくっさらいでもええのに、そんでもまあ、爺、よく来てくっさった」
いうて、黄金(こがね)のお膳に黄金の箸、白いごはんに魚(とと)そえてご馳走をしてくれた。帰りぎわに、
 「爺、重いつづらがええか、軽いつづらがええか」
と聞くから、
 「俺は年寄りじゃから、軽いのをおくれ」
というと、爺に軽いつづらを背負(しょ)わせて、
 「爺、どこででもひろげんと、家へ行ってひろげれ」
というた。爺、家に帰ってひろげたら、つづらには大判やら小判やらが一杯入っていたと。
 爺が喜んでいると婆は、
 「俺も貰(もろ)うてくる」
というて行ったと。舌切り雀のお宿へ行って戸を叩くと、「爺か婆か」と聞かれた。「婆じゃ婆じゃ」というたら「婆なら早う入れ」という。
 婆が家の中に入ると、おちょんがいた。
 おちょんは厠(かわや)の板をお膳にし、垣根の枝を箸にし、砂をとってきて飯(まま)にして出したと。帰りぎわに、
 「婆、重いつづらがええか、軽いつづらがええか」
と聞くから、婆は重いつづらをくれというた。
 婆に重いつづらを背負わせて、
 「婆、どこででもひろげんと、家へ行ってひろげれ」
というた。
 婆は見とうて、見とうて、とちゅうであけてみたと。そしたらなんと、つづらの中から蛇やら百足(むかで)やら蝮(まむし)やらが、ぞろめかして出てきて、婆を刺し殺してしもうたと。
  語っても候(そうろう)語らいでも候
 
 

[필수입력]  닉네임

[필수입력]  인증코드  왼쪽 박스안에 표시된 수자를 정확히 입력하세요.

Total : 166
번호 제목 날자 추천 조회
66 2-11『狐(きつね)の倉(くら)』 2011-11-13 0 3128
65 2-10『宝来(たからく)る水(みず)』 2011-11-13 0 2823
64 2-9『大歳(おおどし)の亀(かめ)』 2011-11-13 0 2941
63 2-8『死神(しにがみ)の魂袋(たましいぶくろ)と扇(おうぎ)』 2011-11-13 0 3001
62 2-7『でこ鼻(はな)と手長(てなが)、足長(あしなが)』 2011-11-13 0 2738
61 2-6『吉四六(きっちょむ)の火事騒動(かじそうどう)』 2011-11-13 0 2883
60 2-5『猫絵十兵衛(ねこえじゅうべえ)』 2011-11-13 0 2768
59 2-4『仁王(におう)か』 2011-11-13 0 2526
58 2-3『カンザシをさした河童(かっぱ)』 2011-11-13 0 2517
57 2-2『屁(へ)一(ひと)つで村中全滅(むらじゅうぜんめつ)』 2011-11-13 0 2701
56 2-1『さか別当(べっとう)の浄土(じょうど)』 2011-11-13 0 2973
55 55『蛙(かえる)の坊(ぼう)さま』 2011-11-10 0 3822
54 54『月見草(つきみそう)の嫁(よめ)』 2011-11-10 1 2693
53 53『猿蟹(さるかに)ひとりぽっち』 2011-11-10 0 3033
52 52『鳥呑爺(とりのみじい)』 2011-11-10 0 3348
51 51『竜神様(りゅうじんさま)と樵(きこり)』 2011-11-10 0 2833
50 50『猫檀家(ねこだんか)』 2011-11-10 0 3225
49 49『椀貸淵(わんかしぶち)』 2011-11-10 0 3016
48 48『侍狸(さむらいだぬき)』 2011-11-10 0 2825
47 47『箱根(はこね)のあまのじゃく』 2011-11-10 0 3067
‹처음  이전 1 2 3 4 5 6 7 8 9 다음  맨뒤›
조글로홈 | 미디어 | 포럼 | CEO비즈 | 쉼터 | 문학 | 사이버박물관 | 광고문의
[조글로•潮歌网]조선족네트워크교류협회•조선족사이버박물관• 深圳潮歌网信息技术有限公司
网站:www.zoglo.net 电子邮件:zoglo718@sohu.com 公众号: zoglo_net
[粤ICP备2023080415号]
Copyright C 2005-2023 All Rights Reserved.